CSB入社25年(過去の転職を振り返って) [社員からのお便り]
CSB社員は、全員が中途採用による転職組です。
因みに私の前職は証券会社の営業マンでした。
私が大学を卒業する1980年代後半は正にバブル経済の絶頂期で、大学4年時の就職活動も、ただ単に「給料が良さそう」という安直な理由だけで証券業界に絞り込み、最初に内定を貰った山一證券系列の証券会社への入社を即決、早々に就活を終了しました。
翌年4月に入社し、兜町本社での新入社員研修を終えた後は、住みたい街ランキングで例年上位に選出され富裕層も多く住んでいる吉祥寺支店の配属となりました。
しかし、入社して間もなく私の証券マン人生に早くも暗転の兆しが現れます。それは、これまで右肩上がりの上昇を続けて来た日経平均株価が1989年12月29日に38,915円87銭の高値(史上最高値)を付けてから急落し始めたのです。
いわゆるバブル崩壊です。
日経平均株価の推移
その当時の証券会社の主な収入源は、株式等有価証券の売買手数料と投資信託の販売手数料でした.。(例えば株式の場合、1株1,000円の銘柄を1,000株売買すると約20,000円の売買手数料が証券会社に入ります)
株価が右肩上がりの時代であれば、どんな銘柄を購入しても儲かっていたのでお客様は皆喜んでくれていましたが、バブル崩壊後は反対にほぼ全面安で、どんなに時間をかけて銘柄選定してお客様に勧めても、いつ買ってもそこが高値という状況下でお客様の損失が膨れ上がるばかり、きつい言葉を投げ掛けられるのは自分にとってはまだましな方で「◯◯さん(私の名前)を信用して買ったが、もう信用出来ないし、株取引もやめる」と一人二人だけでは無く何人ものお客様から言われたのが当時一番辛くて悲しかったです。(まるで私は詐欺師になった様な気持ちでした)
株式市況が低迷しているにも関わらず営業ノルマはこれまでと変わらない厳しさの一方で、期待していた給料は全く上がらない中、私が証券業界という特殊な世界で頑張って来られたのは、良いお客様と会社の上司や仲間(先輩・後輩)に恵まれたお陰だと今も思っています。
そんな中、1997年11月24日(土)に日本中を驚かせるニュースが流れました。
当時の4大証券のひとつである山一證券が自主廃業を発表したのです。
発表後、系列である我が社の社内は蜂の巣をつついたような大騒ぎとなり、会社の将来を悲観して毎週の様に退職希望者が出ました。
当然の事ながら、私も会社の将来に不安を覚えました。
しかしその時、私には辞められない理由がありました。
それは、その年の2月に結婚したばかりで、又、つい最近妻の妊娠を知らされたばかり。
年が明けて、様々な会社との合併の噂が流れる中、更なる不幸に見舞われてしまいました。
妻の流産です。
私の中で何か糸が切れるのを感じて、その後あまり時を置かずして当時在籍していた本店営業部の部長に「退職」を申し出ていました。
時はバブル崩壊後の不景気の真っ只中、新卒でも正社員の職が見付からない就職氷河期の中に自ら進んで飛び込んだのです。
苦戦が予想される転職活動を始めるに当たって、私は二つの事を心に決めました。
一つ目は「営業の仕事(特に金融業界)にはもう就かない」、
二つ目は「人から感謝される仕事に就きたい」になります。
しかし当時は、求人件数自体が少ない上に仕事も営業職ばかり、それでも、少しでも希望に合う求人を見つけては履歴書を郵送し、ほぼ書類選考で落とされ、たまに面接まで進んでも不採用で終わる日々が約半年続きました。
失業手当受給期間も終わりが見え始めて来た頃、新聞の求人広告欄に会社を設立してまだ2年半のCSBの求人広告を目にしました。清掃業(営業職では無い!)である事、オフィスを綺麗に清掃する事で人から感謝される仕事である事、正に自分が希望する仕事にやっと出会えた気がしました。
すぐさまアポイントを取り面接に漕ぎ着けました。2回の面接を経て結果は合格。
今でも思い出すのが、最終面接時の面接官の質問で
「貴方はこれまで清掃をして貰う立場であったかと思います。CSBに入社すると今度は反対に清掃をする側になりますが、オフィスでゴミを回収したり、掃除機を掛けたりすることが出来ますか?」と問われました。
私の実家は農家で有り、元々職業に対する偏見や変なプライドは持ち合わせていなく、又、この機会は絶対に逃したく無いとの思いから
「はい!体を動かす仕事は大好きなので、もし採用して頂ける様でしたら一生懸命頑張ります」と即答したのを覚えています。
時は流れ、私がCSBに入社して今年で25年になります。
今年還暦を迎え、定年も近付いて来ています。
ここまで長く続けて来られたのは、証券マン時代と同様、良いお客様と会社の上司や仲間(先輩・後輩)、協力会社の方々に恵まれたのと、想像以上に清掃の仕事は奥が深く探求心が掻き立てられて飽きることが無かった為だと思っています。
以上が私の過去の転職についてですが、何回も言いますが、CSB社員は全員が中途採用による転職組です。
それぞれの人にはその裏に私と同様、いやそれ以上の葛藤や苦労を経て入社して来られたものと思いますが、今は皆CSBで生き生きと仕事をされています。
たまたまこのプログをご覧になられCSBに少し興味を持たれている方に一言申し上げます。
『CSBはとても良い会社です!』
もし転職を考えられている様でしたら、CSBはお勧めですよ!
最後になりますが、現在私が担当している東京証券取引所付近のビルがあります。
このビルは前職に繋がりがあるビルで、私にとっては何か不思議な縁を感じます。
by:MK
因みに私の前職は証券会社の営業マンでした。
私が大学を卒業する1980年代後半は正にバブル経済の絶頂期で、大学4年時の就職活動も、ただ単に「給料が良さそう」という安直な理由だけで証券業界に絞り込み、最初に内定を貰った山一證券系列の証券会社への入社を即決、早々に就活を終了しました。
翌年4月に入社し、兜町本社での新入社員研修を終えた後は、住みたい街ランキングで例年上位に選出され富裕層も多く住んでいる吉祥寺支店の配属となりました。
しかし、入社して間もなく私の証券マン人生に早くも暗転の兆しが現れます。それは、これまで右肩上がりの上昇を続けて来た日経平均株価が1989年12月29日に38,915円87銭の高値(史上最高値)を付けてから急落し始めたのです。
いわゆるバブル崩壊です。
日経平均株価の推移
その当時の証券会社の主な収入源は、株式等有価証券の売買手数料と投資信託の販売手数料でした.。(例えば株式の場合、1株1,000円の銘柄を1,000株売買すると約20,000円の売買手数料が証券会社に入ります)
株価が右肩上がりの時代であれば、どんな銘柄を購入しても儲かっていたのでお客様は皆喜んでくれていましたが、バブル崩壊後は反対にほぼ全面安で、どんなに時間をかけて銘柄選定してお客様に勧めても、いつ買ってもそこが高値という状況下でお客様の損失が膨れ上がるばかり、きつい言葉を投げ掛けられるのは自分にとってはまだましな方で「◯◯さん(私の名前)を信用して買ったが、もう信用出来ないし、株取引もやめる」と一人二人だけでは無く何人ものお客様から言われたのが当時一番辛くて悲しかったです。(まるで私は詐欺師になった様な気持ちでした)
株式市況が低迷しているにも関わらず営業ノルマはこれまでと変わらない厳しさの一方で、期待していた給料は全く上がらない中、私が証券業界という特殊な世界で頑張って来られたのは、良いお客様と会社の上司や仲間(先輩・後輩)に恵まれたお陰だと今も思っています。
そんな中、1997年11月24日(土)に日本中を驚かせるニュースが流れました。
当時の4大証券のひとつである山一證券が自主廃業を発表したのです。
発表後、系列である我が社の社内は蜂の巣をつついたような大騒ぎとなり、会社の将来を悲観して毎週の様に退職希望者が出ました。
当然の事ながら、私も会社の将来に不安を覚えました。
しかしその時、私には辞められない理由がありました。
それは、その年の2月に結婚したばかりで、又、つい最近妻の妊娠を知らされたばかり。
年が明けて、様々な会社との合併の噂が流れる中、更なる不幸に見舞われてしまいました。
妻の流産です。
私の中で何か糸が切れるのを感じて、その後あまり時を置かずして当時在籍していた本店営業部の部長に「退職」を申し出ていました。
時はバブル崩壊後の不景気の真っ只中、新卒でも正社員の職が見付からない就職氷河期の中に自ら進んで飛び込んだのです。
苦戦が予想される転職活動を始めるに当たって、私は二つの事を心に決めました。
一つ目は「営業の仕事(特に金融業界)にはもう就かない」、
二つ目は「人から感謝される仕事に就きたい」になります。
しかし当時は、求人件数自体が少ない上に仕事も営業職ばかり、それでも、少しでも希望に合う求人を見つけては履歴書を郵送し、ほぼ書類選考で落とされ、たまに面接まで進んでも不採用で終わる日々が約半年続きました。
失業手当受給期間も終わりが見え始めて来た頃、新聞の求人広告欄に会社を設立してまだ2年半のCSBの求人広告を目にしました。清掃業(営業職では無い!)である事、オフィスを綺麗に清掃する事で人から感謝される仕事である事、正に自分が希望する仕事にやっと出会えた気がしました。
すぐさまアポイントを取り面接に漕ぎ着けました。2回の面接を経て結果は合格。
今でも思い出すのが、最終面接時の面接官の質問で
「貴方はこれまで清掃をして貰う立場であったかと思います。CSBに入社すると今度は反対に清掃をする側になりますが、オフィスでゴミを回収したり、掃除機を掛けたりすることが出来ますか?」と問われました。
私の実家は農家で有り、元々職業に対する偏見や変なプライドは持ち合わせていなく、又、この機会は絶対に逃したく無いとの思いから
「はい!体を動かす仕事は大好きなので、もし採用して頂ける様でしたら一生懸命頑張ります」と即答したのを覚えています。
時は流れ、私がCSBに入社して今年で25年になります。
今年還暦を迎え、定年も近付いて来ています。
ここまで長く続けて来られたのは、証券マン時代と同様、良いお客様と会社の上司や仲間(先輩・後輩)、協力会社の方々に恵まれたのと、想像以上に清掃の仕事は奥が深く探求心が掻き立てられて飽きることが無かった為だと思っています。
以上が私の過去の転職についてですが、何回も言いますが、CSB社員は全員が中途採用による転職組です。
それぞれの人にはその裏に私と同様、いやそれ以上の葛藤や苦労を経て入社して来られたものと思いますが、今は皆CSBで生き生きと仕事をされています。
たまたまこのプログをご覧になられCSBに少し興味を持たれている方に一言申し上げます。
『CSBはとても良い会社です!』
もし転職を考えられている様でしたら、CSBはお勧めですよ!
最後になりますが、現在私が担当している東京証券取引所付近のビルがあります。
このビルは前職に繋がりがあるビルで、私にとっては何か不思議な縁を感じます。
by:MK
2023-11-30 09:59
ランチ事情 [社員からのお便り]
今回は、CSB本社があります『ガーデンシティ品川御殿山』でのランチ事情について
ご紹介いたします。
ガーデンシティに来られた方はご存じかと思いますが、
近辺に飲食店が少ないのです。(本当に!!)
ですので、ガーデンシティ品川御殿山にあるコンビニで買うことが多くなっていました。
そんな時、社員の方が美味しそうなランチボックスを食べているのを発見!
購入場所を聞いてみると、近くにキッチンカーが出店しているとのこと。
ここからキッチンカーへの道(?)が始まりました。
現在のお気に入りを何点かご紹介します。
■ドライカレー&バターチキンカレー
キッチンカーに通い始めた時にはなかったお店で、ここのお店が出店している日は必ず購入する感じです。
■アボカドタコライス(グリルチキントッピング)
トッピングにローストポークやグリルチキンがあり、両方とも美味でどちらにするかいつも迷います。
■和弁当
大きな鯖がみぞれとマッチした一品です。鯖の他に鶏の唐揚げや豚肉もあります。
この他にもまだご紹介したいものがありますが、またの機会にいたします。
ガーデンシティ御殿山にお越しの際は、ご案内いたしますので食して頂けると幸いです。
by:AT
ご紹介いたします。
ガーデンシティに来られた方はご存じかと思いますが、
近辺に飲食店が少ないのです。(本当に!!)
ですので、ガーデンシティ品川御殿山にあるコンビニで買うことが多くなっていました。
そんな時、社員の方が美味しそうなランチボックスを食べているのを発見!
購入場所を聞いてみると、近くにキッチンカーが出店しているとのこと。
ここからキッチンカーへの道(?)が始まりました。
現在のお気に入りを何点かご紹介します。
■ドライカレー&バターチキンカレー
キッチンカーに通い始めた時にはなかったお店で、ここのお店が出店している日は必ず購入する感じです。
■アボカドタコライス(グリルチキントッピング)
トッピングにローストポークやグリルチキンがあり、両方とも美味でどちらにするかいつも迷います。
■和弁当
大きな鯖がみぞれとマッチした一品です。鯖の他に鶏の唐揚げや豚肉もあります。
この他にもまだご紹介したいものがありますが、またの機会にいたします。
ガーデンシティ御殿山にお越しの際は、ご案内いたしますので食して頂けると幸いです。
by:AT
2023-11-20 09:56
相棒 [社員からのお便り]
私の業務は、社内の予算管理、決裁管理など経営管理を担当しています。
日々の業務で欠かせないアイテムがあります。
それは、電子式卓上計算機(電卓(以下相棒と呼ばせていただきます。))です。
※入社してから2〇年愛用している相棒です。
毎日半日以上、相棒とともに数字と向き合い、数字が合わないときは、相棒を感情的に押下してしまう時もあります。(ゴメンなさい。)
そんな相棒のことでふと思ったことがあります。
『なぜ相棒の表示は12桁なんだろう?』
と思い、調べてみたところ以下投稿がありました。
使う人がいるからです。
「一般的な簿記なら、ほとんど整数ばかり扱うので10桁程度でも足りると思いますが、
工業計算などなら、小数部(点)も重要のため、10桁ではたらない気がします。」
なるほどそういうニーズがあるのかとフムフムと頷きました。
(詳細にご存じの方がいれば教えてください。)
最後に・・・
当年度の目標達成に向けて相棒ともに各部門と切磋琢磨している今日この頃です。
by:MK
日々の業務で欠かせないアイテムがあります。
それは、電子式卓上計算機(電卓(以下相棒と呼ばせていただきます。))です。
※入社してから2〇年愛用している相棒です。
毎日半日以上、相棒とともに数字と向き合い、数字が合わないときは、相棒を感情的に押下してしまう時もあります。(ゴメンなさい。)
そんな相棒のことでふと思ったことがあります。
『なぜ相棒の表示は12桁なんだろう?』
と思い、調べてみたところ以下投稿がありました。
使う人がいるからです。
「一般的な簿記なら、ほとんど整数ばかり扱うので10桁程度でも足りると思いますが、
工業計算などなら、小数部(点)も重要のため、10桁ではたらない気がします。」
なるほどそういうニーズがあるのかとフムフムと頷きました。
(詳細にご存じの方がいれば教えてください。)
最後に・・・
当年度の目標達成に向けて相棒ともに各部門と切磋琢磨している今日この頃です。
by:MK
2023-11-09 08:58