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ボイラー祭り [社員からのお便り]

私の勤めているビルの『ボイラー祭り』についてご紹介いたします。



『ボイラー祭り』とは、ボイラー設備のある事業所で行う安全祈願祭です。
由来は、江戸時代に火の神様に感謝する「ふいご祭り」だと言われており、日本ボイラ協会が毎年11月8日に定めている【ボイラーデー】の時期に開かれております。
今年は、11月7日に開催されました。



まず開催に先立ち、榊と半紙を使って安全祈願の際に捧げる玉串を30本程製作します。
配属当初、中々上手く出来なかった『紙垂(しで)』を作る作業も大分慣れてきました。

ボイラー祭り①.jpg



次に開催前日、ボイラー前に祭壇を作り、御札や米・塩、その他お供え物を並べます。
主なお供え物は、縁起物のスルメ・昆布・サツマイモ・季節の果物(リンゴ、みかん)、そしてこのビルに関わる各企業より届けられた「奉献酒」です。奉献酒は毎年20本以上並びます。

ボイラー祭り②.jpg


そして開催当日、式次第を掲示します。コロナ禍以前は「火入れ」の後に【直会(なおらい)】というボイラーの前で会食する仕来たりがあり、参加者へお酒やお寿司などがふるまわれておりました。

ボイラー祭り③.jpg

因みに【玉串奉奠(たまぐしほうてん)】と読みます。
これもボイラー祭りに関わるようになってから知りました。



挨拶の後、ボイラーの四隅に奉献酒をかけます。

ボイラー祭り④.jpg



【玉串奉奠】受け取り方や捧げ方など細かい決まりがあります。
ここでは割愛しますがご興味ある方は是非ネットで調べてみてください。

ボイラー祭り⑤.jpg
ボイラー祭り⑥.jpg
ボイラー祭り⑦.jpg



そして最後にボイラーの起動ボタンを押しての【火入れ】。

ボイラー祭り⑧.jpg


こうして約15分ほどでボイラー祭りは終わります。準備に比べてあっという間です。
この冬、そして今後末永く無事でありますように。


by:MT
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「郷に入りては郷に従え」とはよく言ったものだ、そう痛感したお話です [社員からのお便り]

「郷に入りては郷に従え」

この意味は御存じだと思いますが「中国」のことわざですね。
ある社会集団や組織に入ったなら、そこの習慣や制度を認識し、それを踏まえたうえで行動したほうがやり易い こともある、そういう意味ですね。
郷にいる側が不合理なルールに縛られている、という意味ではありませんね、ひとつの処世術と言うところでしょう。


みなさんは自分の今の環境から全く違う世界へ飛び込んだことがありますか?あるいは放り込まれたとか?
人によっては耐え難い挫折を覚えることもあるでしょう。
人生山あり谷あり?最近は山ありまた山?のような印象しかありませんが、そんな生活の一部をご紹介します。



昨今ニュースでも頻繁に耳にすることも多いシリコンアイランドと呼ばれる「九州」でのお話をしたいと思います。
異常とも思える2023年の夏、長崎県諫早から始まり、寒い11月の熊本県菊陽町で業務支援に携わりました。
そんな中でも夏場の長崎がとても印象的でしたので、少しお話をさせてください。
慣れない土地、環境、猛暑のため、まずは食事が喉を通らない日々が続きました。
最初は朝ごはんも進みません、これは由々しき状況で十日も経たず体重が減ってきました。
今は元の体型ですけどね…


最初の頃は、お昼におにぎりを1個食べるのが限界でした。
仕事が終わり宿へ帰ると洗濯戦争が待っているし、 何のために汗をかいているのか虚しい日々が続きましたね。

ところが慣れとは恐ろしいもので、自分が置かれた環境に目が行き届いていくにつれ、自然と不安要素が薄くなります。
これは「見る」から「観る」に変わる過程を言います。
その先は「診る」です、いわゆる改善と言うことです。
当然食欲も回復し、おにぎり1個が関の山だった人間が、ニンニクがバッチリ効いた肉丼を平気で食べるのですから、 周りのスタッフもあまりの変わりように驚く始末でしたね。
当然酒も旨くなりますね。


★現場の売店のお弁当
ワンコイン500円でした。こういう弁当をペロッと食べられるようになればもう心配なしです♪
★7月は生きるためにただ食べるだけ
ワンコイン①.jpg
ワンコイン②.jpg


食欲が戻れば気力もみなぎり、業務も安定軌道に乗るんです、段取りが数段良くなります。
自社のスタッフ以外にも現地の他社スタッフとのコミュニケーションも円滑になってきたらお手の物。
そんなことを繰り返すうちにどんどん慣れてきて自分のペースで楽しめるようになりました。
ホテルの朝食も7月と9月では彩りも食欲も違います。画像を見ていただければ一目瞭然!


★ホテルルートイン諫早インターでの朝食バイキングです
朝食①.jpg
★9月は完璧に楽しんでいただいています
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現地の美味しい食事や、ローカル電車に揺られてプチ旅行も楽しかったですね。
長崎も熊本も車社会なので、出張族の身にとっては不便さもありますが、路線バスをうまく使えば行動範囲も広がりますね。

★諫早駅からほど近い「李花」と言うお店です。(家族経営でとても活気のあるお店でした)
★皿うどん太麺(麺を揚げていないのが好きです)
ちゃんぽん①.jpg

★長崎で「大勝軒」に出会う。(柚子香るつけ汁が美味しかったな~これがまた美味しいのよ)
大勝軒①.jpg
大勝軒②.jpg



今思い出しても貴重な体験だったと思う。
猛暑、台風、線状降水帯、今となっては想い出です。
現地の協力会社の皆さんの笑顔にもずいぶん助けれました。
心からありがとうと伝えたいです。
12月の中旬、私達が汗をかいた現場も竣工式を迎えました。今後の生産活動に寄与できたかと思うと感慨深いです。


仕事をリタイアしたら夫婦でゆっくり再訪したいです。


by:KK
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資格取得と勉強法 [社員からのお便り]

みなさんは、どのような「資格」をお持ちでしょうか。


自動車免許だけ、という方もいれば、いわゆる資格マニアとして仕事に関係の無いような資格など、数多くを取得している方もいらっしゃるでしょうか。


シー・エス・ビルサービスが生業としている「ビルメンテナンス業」においても、業務に必要な資格、関連のある資格が数多く存在しています。


清掃管理の分野においては、国家検定である『ビルクリーニング技能士』や、建築物衛生法による事業登録に必要な『清掃作業監督者』、清掃の作業品質・組織品質を正しく評価するための『建築物清掃管理評価資格者(通称:ビルクリーニング品質インスペクター)』など。
設備管理においてはボイラーや冷凍機などの設備ごとに技士や設備士などの資格があります。


ビル管理業全体としては、一定規模以上の建築物――特定建築物――を「建築物における衛生的環境の確保に関する法律(通称:建築物衛生法)」に基づいて維持管理するために必要な『建築物環境衛生管理技術者(通称:ビル管)』や、施設や環境などを経営的視点から総合的に管理するための専門家となる『認定ファシリティマネジャー』などが難易度の高い資格としてあります。


当然、これらの資格を取得するにはそれなりの受験料や受講料などの支出が伴うわけですが、CSBには【資格取得支援制度】という素晴らしい制度が存在します!


この制度は、業務に直結するもののみならず、「会社ビジネスの発展に貢献する」と認められる幅広い資格に対して適用され、受験費用や資格登録費用、受験日の移動交通費に至るまで会社が負担してくれる(基本的には後清算。上限値あり)という、大変ありがたい制度です。


私も2009年にこの制度が運用されて以降、多くの資格取得にチャレンジしてきました。


今回この記事執筆のために、改めて自分の所持している資格を数えてみたところ、仕事に関係あるものから無いものまで20近い資格を持っていました。

01_資格証の数々s.jpg

試しに列挙してみますと
『ビルクリーニング技能士』
『品質インスペクター』
『ビル管』
『ファシリティマネジャー』
『第一種衛生管理者』
『防除作業監督者』
『フォークリフト技能講習』
『高所作業車特別教育』
『職長・安全衛生責任者』
『有機溶剤作業主任者』
『除染等作業指揮者』
『eco検定』
『恐竜検定』等々……
(『恐竜検定』は会社ビジネスの発展に貢献しないので制度の対象外です・笑)。


【資格取得支援制度】の運用前に取得したものも多くありますが、中でも『ビル管』と『ファシリティマネジャー』に関してはしっかり勉強して取り組んだ分、合格した時は嬉しかったなぁと思い出します。


ビル管の1回目の受験時は長期出張と重なって準備不足だったこともあり、敢え無く玉砕。
その悔しさを踏まえて、2回目のチャレンジでは受験日(毎年10月の第一日曜日)の6か月前となる4月から、過去問を主体に毎日30問のノルマを課して取り組んだおかげで自信満々でリベンジを果たしました……その年の合格率がやけに高かったことはナイショです。


ファシリティマネジャーへのチャレンジは、自腹を切って受験対策講習を受講。
コストを掛けての取り組みだったため、なおのこと真剣に取り組みました。
毎日の飲酒をガマンし(当初は「断酒」だったのが、早々に「勉強終えたら飲む」になりましたが)、当時は本社に単身赴任中で時間だけはありましたが、「毎日2時間、それ以上はやらない」と時間を決めて学習。こちらは受験前に完璧に合格できる自信がつくまで仕上げたため、予定通りに一発合格できました。


それぞれ人によって学習の仕方や勉強法、取り組み方など違うと思いますが、私の場合は「書く」ことで「覚える」を学習の主体としています。


ビル管チャレンジの時は、過去問を解くことを主に取り組みましたが、その際も、初めのうちは「問題文・選択肢・自分の回答・正解・解説」をノートに書き写していました。
過去問を繰り返し、徐々に正解率が上がってきた頃には「自分の回答・正解・解説」、後半には「自分の回答・正解・間違った問題の解説」と書き写す項目を調整していきました。

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ファシリティマネジャーの際は、テキストと対策講習での資料が主体で、こちらもまたテキスト一冊を丸写しせんばかりの勢いでノートに書き取って頭に叩き込んでいきました……基本的に勉強すること、学習することが嫌いじゃないのです。

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こうして資格に関して振り返ってみると、ファシリティマネジャーへのチャレンジ以降、真剣に勉強して取り組むような資格にチャレンジしてないなぁ……と反省すること頻り。
ここ数年、技能講習や特別教育の受講で取得した資格ばかり。


来年には50歳になってしまう私ですが……
ここは頭脳の活性化も図るべく、来年度は高難易度の資格にチャレンジしようと、実はすでに勉強を開始しています。


高難易度の資格……そう。
『第三種電気主任技術者試験(通称:電験三種)』へのチャレンジです!
全科目合格(『理論』『電力』『機械』『法規』の4科目)の合格率が10%程度という、とーーーっても難しい試験です。

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しかも自分はバリバリの文系で数学が苦手。電気の知識もほとんどゼロ……
なので、来年度の下期試験(2025年3月予定)を目標に、長期計画で取り組んでいます。
現在は手始めに、『初学者でも、文系でも合格が見える!』と帯に書いてあった入門編のテキストを購入。基本の基から学習していますが、コレが中々に面白い。
ファシリティマネジャーの時と同様、テキスト丸写しする勢いで毎日勉強していますが、まったく知らない知識、新しい分野の知識を知ること・得ることが楽しくてしょうがありません。


やっぱり、何事も「楽しく」「面白く」取り組んで、そして「結果」につなげることが大切ですね。
チャレンジするからには一発合格を目指します……と宣言して自分にプレッシャー。


合格の暁には、またブログ記事にしてご報告したいと思いますが……
記事が掲載されなかったときは、察してください・笑


社内でも、ビル管へのチャレンジが毎年恒例になっている方々もいますが、一度振り返って、勉強方法・取り組み方から見直してみてはいかがでしょうか?
(説教臭くて失礼!)


by:TK

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